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”構成ができても本文が書けない”
webライターのお仕事をする機会があったのですが、文章を執筆する作業が効率よくできなくて困っていました。よく「構成が大事だ」といわれるものの、構成から本文を執筆する段階が苦手です。構成は読者のほしい情報を見出しとして抜け漏れなく、しっかりとした論理構造で組み立てることにより行います。よくできた構成であれば、見出しに沿った材料を集めることで本文はスラスラ書けるはず。そう思っていましたが、実際には全く執筆できず、、材料を眺めているだけで、ただただ時間が過ぎていってしまいました。
”本文内の構成が大事”
本文を執筆できなかった理由は、感覚で書こうとしていたからだと思います。本文をスムーズに書くには、集めた材料を論理的に並べ替える作業が必要だったのです。構成が論理的な構造となっているように、本文も論理構造を組み立てる必要があります。論理構造がしっかりしていると、執筆中に迷子になったり、何を書けばいいのかわからなくなったりしません。集めた材料を論理的に並べることで、本文の構成を固めます。
”執筆にはマインドマップが便利”
実際の執筆には、無料で使えるマインドマップ「XMind」を使います。構成から執筆までXMindで行うのが便利です。執筆中に文字数を確認する際には、コピペでWordへ貼り付けて確認しています。執筆ができたらWordへ貼り付けて校閲という流れです。
マインドマップを使って実際に書く手順を紹介します。まずは見出しを構成通りに書き出します。見出しにマーキングをしておくと、材料と混同することがなくなるでしょう。
次に、見出しごとに材料を集めます。材料は事実のみを収集。箇条書きにしておくと後でまとめやすいです。 材料がある程度集まってきたら、材料を「主張」や「根拠」などのように内容ごとに分類していきます。分類した材料を論理的に並び替えたら、本文の執筆です。ここで、材料が不十分だと感じたら再び集めておきます。準備をしっかり整えてから書き始めるのが重要です。十分集められたら、材料の論理構造に沿って執筆していきましょう。本文は階層が下の見出しから執筆すると書きやすいでしょう。1文ごとにボックスを区切ると、見返したときにどこがおかしいのかを確認しやすかったり、言い回しを考えることが省けたりします。つなぎなどの言い回しは、ひと通り執筆してから適宜行いましょう。
図のようにh3見出しの本文が書けたら、上位のh2見出しの本文を書いていきます。h2見出しはh3見出しで書いた内容のまとめのようなものなので、h3本文を見ながら書くのがよいです。
”文章は書くのではなく組み立てる意識が重要”
構造に意識を向けると、執筆で手がとまることは少なくなります。材料が不十分だと文字数稼ぎの文章になってしまうので、材料を十分に集めてから執筆に入りましょう。
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