本能のコントロールには
行動デザインが有効です。
行動デザインは
人の行動を規定できます。
のどが渇いているところに
コップに入った水があったら飲みたくなるものです。
このような原理にもとづいて
仕掛けを作ります。
早起きしたいけど
朝布団から出られない場合は
目覚ましに大音量のものを使い
となりの部屋に設置します。
大音量のめざましなので
早く止めないと近所迷惑になりかねません。
めざましを止めるには
布団から出る必要があります。
「近所迷惑になるかもしれない」という心理と
「布団から出たくない」心理とのせめぎ合いになります。
めざましを止めることができれば
布団から出られたので行動デザインは成功です。
出られなかった場合は
「近所迷惑になるかも」という心理よりも
強力なものが必要になります。
なので
次はより強力なものを試します。
これを繰り返していくことで
やがて布団から出られる方法が見つかるでしょう。
このように
行動せざるを得ない状況をつくることにより
本能とうまく付き合うことができます。
精神論で解決できないこともあるのです。
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